東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:金指 潔)は、大阪第三のターミナル「阿倍野・天王寺」駅前に大阪府下最大級のモール型ショッピングセンター「あべのマーケットパーク キューズモール(以下、「あべのキューズモール」)」の開業を平成23年4月下旬に予定していますが、この度、入居する約250のテナントが概ね決定いたしましたので、お知らせいたします。
あべのキューズモールは、ゆとりある共用通路や低層におさえた施設構成により、回遊性の向上を図るとともに、自然環境が感じられるオープンモールやパティオ、トップライトから光が溢れる吹き抜け空間を配置することにより、箱型・ビル型施設にはない魅力溢れる商業空間の創出を目指しております。
▼施設外観 完成予想図
▼屋内空間 完成予想図
◆MDコンセプトと4つのテーマ
当該エリアは、5駅7路線が集まり1日平均乗降客数約78万人を有する巨大ターミナルでありながら、関西でも有数の人口密集エリアであることから、広域・地元からの集客が可能な潤沢なマーケットと捉えております。一方、距離的にもミナミエリアに近く顧客が流出しやすい環境下にあることから、他エリア・他施設との差別化のための『コト消費』や、ここだけの魅力や発信力を高める『都心性』を2軸に据え、『URBAN RELAX STYLE』をMDコンセプトに設定し、学生からファミリー層まで幅広い顧客をターゲットに、『発信源』、『挑戦的』、『密着感』、『居住性』の4テーマを掲げテナントの選定を行ってまいりました。
出店テナントリスト(PDF:176KB)
1.キューズモールが『発信源』 になる。
~情報と流行の発信源として相応しい都市型MD~
・「SHIBUYA109ABENO」
「SHIBUYA109」で高い評価を得ている「109ブランド」をメインテナントとして導入。10代後半から20代前半の女性をコアターゲットとし、レディスウェアを中心にレディスシューズ、アクセサリー、ファッション小物・雑貨等の35店舗(詳細は、平成23年1月末発表)で構成。
・新業態となる「THE FIRST plus one concept shop」や「Worldwide Republic」、関西初出店となる「I.T'.S.international」「douceur ADIEU TRISTESSE」「Logement de Claire」などの都市型アパレル、「canal 4℃」などの服飾専門店、海外発のアパレルである「ZARA」や「MANGO」などを集積。
・ビューティーサービスゾーン「ビューティアレイ」
青山・表参道発信のトータルビューティーサロン「K-two」や加圧トレーニングスタジオ「Beauty Soul」などを駅側に配置し、利便性・快適性の高いビューティーサービスゾーンを構築。同ゾーン内の一角には、独立カウンターやソファー、試供品コーナーなどを設置した、ポイントカード会員限定の女性のためのくつろぎ空間「パウダーラウンジ」を導入。
2.モノを売るだけでない、コトを売る『挑戦的』な取り組み。
~今までにない、他にはないスタイルを追求し続けるコト志向MD~
手作りや体験を通して新たなライフスタイルの発見やコミュニティー活動の場となるホビー・クラフト・エンターテイメント拠点。
・「東急ハンズ」
女性を意識したキッチン・ヘルス&ビューティー、使い易いベーシックなステーショナリー、手作りの良さを伝えるクラフトを中心に日々の生活を気軽に楽しむ商品をラインナップ。
・「ABCクラフト」
日本最大級の総合手芸材料専門店。連日開催される店頭講習会など手作りの提案を発信し続ける手芸の情報発信基地。
・「Pâtisserie Labo.Tsuji/辻製菓技術研究所」
辻調グループの一つ辻製菓技術研究所が展開する全国初の教育コンセプト型スイーツショップ。学生が企画、製造、販売までを一貫して手がける洋菓子店。
・エンターテイメント拠点
多目的利用可能なライブホールやレコーディングスタジオ、カフェを複合したコンセプトパビリオン「ROCKTOWN」や音楽教室併設の「島村楽器」、巨大クレーンを操作できる世界初登場のキッズアトラクション「デコボコクレーンカンパニー」を併設した「セガ」などを集積。
3. 地域の気持ちを大切にした『密着感』。
~平休日の格差が少ない普段使いのニーズにしっかり応える日常型MD~
・大阪市内初出店の地元密着型総合スーパー「イトーヨーカドー」
エリア最大級の総合スーパーで食料品や日用品のほか、セブン&アイグループのベビー用品専門店「アカチャンホンポ」も出店。
・多彩な食物販
一部実演厨房を備えた和洋菓子専門店12ブースが集積する「おやつギャラリー」を中心として、世界中から厳選した食品を提供する「成城石井」や信州の自社製造グロッサリー「サンクゼール・ワイナリー」、ふんわり食感が楽しめるアメリカ発「クリスピー・クリーム・ドーナツ」など多彩なテナントを集積。
・フードコート「Q's kitchen」
光が差し込み植栽を楽しめるフードコート「Q's kitchen」は650席を有し、フードコート初出店となるラーメン「1968古潭」やたこ焼き「心斎橋 味穂」など地元・大阪を代表する店舗を含め11店舗が集積。
・ファミリーニーズなど幅広い客層に対応した飲食店ゾーン「Q's dining」
水産会社直営の回転寿司「大起水産・回転寿司」やビュッフェレストラン「柿安三尺三寸箸」、新業態となる本格串焼き「一鳥一炭」など幅広いお客様に対応できる、様々なジャンルの計23店舗を集積。
4. 暮らす人への『居住性』向上への配慮。
~なかったものを埋めるだけでなく満足感まで補完する比較購買MD~
・日本最大級の「ユニクロ」
国内最大級の売場面積約1,000坪を誇り、最新・最旬のユニクロ商品をフルラインナップで取扱い。
・ベビー・キッズ用品大型店とキッズ・ファミリー専門店の集積
マタニティ・ベビー・キッズ用品の大型店「アカチャンホンポ」(*)を中心に大阪市内初出店となる「雅楽(うた)」やエリア初となる「BREEZE」、「JENNI」などのキッズアパレル専門店、「Ribbon House」などのティーンアクセサリー専門店、「STARVATIONS」や「HusHush」などのファミリーアパレル専門店を集積。
*アカチャンホンポはイトーヨーカドー内の出店となります。
・パティオを囲むダイニングゾーン「Q's dining ガーデンエリア」
「Q's dining」の一角に、緑溢れる開放的な環境の中で、関西初出店となる横浜中華街発の「梅蘭」や石窯で焼き上げる本格ナポリピッツァが評判なイタリアンバール「QUATRO」、ガーデンテラスが一面に広がるワールドリゾートがテーマな「(仮)Jambuka」など計8店のダイニングレストランを集積。
▼「Q's dining ガーデンエリア」 完成予想図
◆プロジェクト概要
所在地 |
大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目6番1号 |
交 通 |
JR線「天王寺」、御堂筋線「天王寺」、近鉄線「大阪阿部野橋」、
谷町線「阿倍野」「天王寺」、阪堺電車「阿倍野」「天王寺駅前」 |
構造規模 |
鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造 地下2階地上6階建 |
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あべのマーケットパーク キューズモール |
あべのキューズタウン 全体 |
敷地面積 |
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37,803m² |
延床面積 |
- |
約183,700m² |
店舗面積 |
約60,900m² |
約69,000m² |
店舗数 |
約250店舗 |
約320店舗 |
売上目標 |
年商400億円 |
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来場者想定 |
- |
約1,700万人 |
駐車台数 |
- |
約1,500台(4階~6階、屋上) |
駐輪台数 |
- |
約2,000台 |
開業時期 |
平成23年4月下旬(予定) |
平成23年4月(予定) |
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◆東急不動産の商業施設事業の展開について
当社は業界に先駆け昭和40年代(1960年代)から、都市型商業施設「東急プラザ」を東京渋谷、蒲田などで展開し、以来、首都圏・近畿圏を中心に全国において商業施設の開発・運営を行ってまいりました。
現在まで40年に亘り、事業計画の策定からテナントリーシング、開業後の管理運営にいたるまでの総合プロデュースにより、豊富な実績を築いており、地域に溶け込み、コミュニティーの中心として街の発展・成長に貢献していく「まちづくり」の想いをこめた施設作りを標榜し、その想いを、「It's Always You」というキャッチフレーズに込めて、商業施設事業を展開しております。
今後も、その街の特性や地域の皆様のニーズを理解・想像し、そこに一番ふさわしく、長く愛される商業施設づくりを大切にし、地域のニーズに合ったテナント計画、街並みと調和した建物、周辺地域と一体感のある開放的な空間、自然との共生や環境配慮への積極的取り組み、地域の歴史や風土を大切にした様々な地域貢献等、画一的な商業施設とは異なるそれぞれの地域、それぞれの場所にふさわしいショッピングセンターの開発・運営を目指してまいります。
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