【今回のトピック】
・鑑定評価額ベースでの 資産規模がJ-REIT市場の創設以来初めて縮小
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2008年10-12月期は、取引が縮小し、取得売却の件数・金額ともに過去最低となった。また、取得件数が売却件数を上回っているものの、初めて鑑定評価額ベースでは、資産規模が縮小している。 |
・取得時キャップレートが3期ぶりに上昇
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件数が少ないため物件の個別性の影響があるものの、物件取得時の鑑定キャップレートは、2007年10-12月期より3期連続低下していたが、2008年10-12月期は0.2ポイント上昇。 取得価格の下落が明らかになった。 |
・運用時NOI利回りがJ-REIT市場の創設以来初めて上昇
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運用実績に基づく運用時NOI※利回りが上昇に転じた。
倉庫・底地を除く全アセットで上昇し、対前期比+0.1ポイントとJ-REIT市場の創設以来、初めて上昇した。
運用時NOI利回りの上昇は、当該期末鑑定評価額の下落によるものが大きい。
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※NOI= 物件の収益力を表す指標。償却前税引前純収益 |
資産規模の縮小、取得時キャップレートの上昇、運用時NOI利回りの上昇、さらに稼働率も低下している。今回の調査からも、不動産市場が後退局面に入っていることが浮き彫りになった。
東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区 社長:金指潔)では、この度「※TOREIT四半期報告」を作成いたしましたので、以下の通りお知らせ致します。
※TOREIT(トゥリート)とは、J-REIT上場全投資法人の物件情報を対象とした会員制のWEB版データベースシステムです。個別の物件情報を抽出し、カスタマイズする事が出来、地図への表示も可能にしております。 |
当四半期報告は四半期毎に発表しているもので、「TOREIT」のデータベースをもとに各REITから公表されている情報を、当社資産活用事業本部鑑定部が独自に調査・分析しており、J-REIT全体の動向をつかむことが可能です。
当四半期報告は弊社ホームページ(http://tlc-jreit.com/)において一部公開しております。更に、最新情報をまとめた「TOREIT月次報告」も同時公開しております。
2008年10月より、英語版を作成し、本日より「TOREIT四半期報告」英語版の新規公開を開始致しました。弊社ホームページ(http://www.tokyu-land.co.jp/toreit/english/month.html)において、日本語版と同じく一部公表しております。
また、当「TOREIT月次報告・四半期報告」の販売を開始致しました。ご利用料金は年額(税込)で157,500円(オプション英語版付189,000円)となっております。
【TOREIT】
簡易版はこちら http://www.tokyu-land.co.jp/toreit/quarter.html
詳細版のご案内 http://www.tokyu-land.co.jp/toreit/apply.html
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