東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:金指潔)では、平成21年以降首都圏で供給するマンションにおいて順次、環境配慮に関する成果を数値にて分かりやすく表示する取組を開始します。
地球温暖化防止・CO2排出削減への取り組みが声高に叫ばれる中、住宅事業における環境配慮への取組・推進を数値により分かりやすく示すことで企業の社会的責任を果たしていく考えです。
■CO2排出削減量の評価方法
1) |
居住時の年間エネルギー消費量(CO2排出量)を算出 |
2) |
以下3項目に基く省エネルギーに有効な要素技術の導入による年間エネルギー消費の削減量を算出 |
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・自然エネルギー活用技術:日射熱、自然光利用等 |
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・建物外皮の熱遮断技術:次世代省エネルギー基準等 |
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・省エネルギー設備技術:高効率給湯器・冷暖房設備、設備機器効率化等 |
3) |
一般的な住宅との比較で年間エネルギー消費の削減量(CO2排出削減量)を算出 |
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(1990年当時の平均的なマンションとの比較) |
4) |
年間エネルギー消費の削減量を森林のCO2吸収量に換算 |
■六義園約一つ分の天然林に相当するCO2削減を可能にした「ブランズ六義園」 CO2排出削減の表示は、現在販売中の「ブランズ六義園」より導入します。江戸時代からから続く名園“六義園”に隣接する当物件は、「Low-E複層ガラス」「断熱サッシ」「全熱交換型24時間換気」「オール電化」「エコキュート」「蛍光灯」等の導入により、CO2排出量をマンション全体で年間約40トン削減します。これはブナの天然林約8.5haが1年間に吸収するCO2量に相当し、“六義園”全体がブナを主体とした天然林だった場合のCO2吸収量に相当します。
また、当物件ではCO2の排出が少ない「グリーン電力」を共用部の照明などに使用、平成22年4月1日から1年間の使用量の一部に相当するグリーン電力証書を取得予定です。
東急不動産では今後も“地球環境と暮らしにやさしいエコ”を目指し、エネルギー消費の削減と緑のある環境づくりに取り組んでまいります。
<参考資料>
■「ブランズ六義園」にて導入した省エネルギー対策
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「Low-E複層ガラス」
2枚のガラスの間に空気層を設けた複層ガラス。透明性、採光性を保ちながら、日射熱を反射し室内の熱を逃がしにくい特殊コーティング、少ないエネルギーで、夏涼しく冬温かな室内を実現。
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「断熱サッシ」
高い遮熱性を備えた断熱サッシ。サッシ内に設けた断熱材の効果とLow-E複層ガラスとの相乗効果で、結露の発生を抑え、室内の熱を逃がしにくい快適な環境を実現。
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「全熱交換型24時間換気」
室内の汚れた空気と外部の新鮮な空気を、窓を開けずに熱と共に交換する全熱交換型24時間換気。室内の空気を熱交換によって効率良く換気するため、冷暖房エネルギーのムダを減らすことが可能。
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「オール電化」
安心、クリーンな電気エネルギーと、高効率な機器を使い、人と環境にやさしいオール電化システム。オール電化は燃焼を伴わないため、室内の空気を常にクリーンに保つことができ、断熱性・気密性の高い住宅との相性に優れている。
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「エコキュート」
空気の熱でお湯を沸かす、次世代型給湯システム。高効率だから、従来の燃焼式給湯器と比べ、約30%(※1)の省エネルギー効果が期待でき、それとともに、エネルギーを消費する時に排出するCO2を約50%(※1)削減することが可能。
※1 東京電力パンフレットより |
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「蛍光灯」
白熱電球に替えて電力消費量の少ない蛍光灯を採用。また、一部に次世代型LED照明を使用し、一般家庭で使う電気量の約16%(※2)が照明で使用されていると言われるなか、地球環境に配慮。
※2資源エネルギー庁調べ |
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「グリーン電力」
太陽光、風力、バイオマスなど、環境にやさしい自然エネルギーを使った電力。石油などの燃料を使わず、CO2の排出が少ないため、温暖化防止策として利用促進が望まれている。ブランズ六義園ではグリーン電力証書を購入し、共用部の照明や冷暖房など一部の電力として使用。
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■「ブランズ六義園」物件概要
所在地 |
東京都文京区本駒込6丁目373番32(地番) |
交通 |
JR山手線 「駒込」駅徒歩 8分
東京メトロ南北線 「駒込」駅徒歩 6分
都営三田線 「千石」駅徒歩 7分 |
総戸数 |
40戸 |
間取り |
2LDK~3LDK |
敷地面積 |
742.14m² |
専有面積 |
56.06m²~85.42m² |
構造および階数 |
鉄筋コンクリート造 地上11階 地下1階建 |
引渡し |
平成22年3月(予定) |
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■「ブランズ六義園」外観写真
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