東急不動産株式会社（本社：東京都渋谷区、社長：金指　潔）と株式会社東急コミュニティー（本社：東京都世田谷区、社長：中村元宣）の両社が共同で、本年1月に設立いたしました新会社「東急不動産SC(エスシー)マネジメント株式会社（本社：東京都渋谷区、社長：土屋光夫）」が、この度本格的に業務を開始いたしましたので、お知らせいたします。

■4月1日より大型商業施設3施設の運営業務を開始
本日、平成21年4月1日（水）より、東急不動産(株)が運営しておりました大型商業施設「渋谷東急プラザ」、「蒲田東急プラザ」および「箕面マーケットパークヴィソラ」の3施設の運営業務を東急不動産SCマネジメント(株)に委託いたしました。今後は、3施設の運営管理、企画、コンサルティング等の業務全般を同社にて引き続き行ってまいります。
3施設の運営により事業基盤を整えた後には、平成23年（2011年）を目処に、大阪市内最大級のモール型ショッピングセンターとして建築中の大型商業施設「阿倍野A1地区第二種市街地再開発事業A2棟（大阪市施行、東急不動産(株)が特定建築者として参画）」や、日本を代表する商業エリア表参道や銀座で計画中の大型複合ビルなどの運営も委託する予定です。

■東急不動産グループの商業施設事業実績
東急不動産(株)は、業界に先駆け昭和40年代（1960年代）から、都市型商業施設「東急プラザ」を東京渋谷、蒲田などで展開し、以来、首都圏・近畿圏を中心に全国において商業施設の開発・運営を行っています。現在まで40年に渡り、事業企画からテナントリーシング、開業後の管理・運営にいたるまで、豊富な実績を築いております。現在では都市型商業施設に限らず、地域に密着した郊外型ショッピングセンターや、総合エンターテイメント施設、都心部では情報発信型複合商業施設など、様々な商業施設を展開してまいりました。
一方、ビル・マンションの管理・運営を中心に事業を展開し、多様な経験を持つ（株）東急コミュニティーでは、総合力を要する大型複合ビルにおいてもその経験値を活かし、実績を築いてきました。近年は再開発事業における企画時の提案、長期のPFI事業への参画、資産活用に関するオーナーサポート、そしてプロパティーマネジメント業など事業領域の拡大を図っております。

■新会社設立の目的と事業方針
近年、商業施設開発の活発化により業界における競争は激化しており、テナントリーシングやMDといった施設運営業分野においては、より高度な専門性が求められています。かつ、東急不動産(株)で現在開発中の新規施設も大型化、複合化しており、現地運営体制の整備も必要になっております。
両社に蓄積された商業施設運営のノウハウと専門スキルを向上させ、施設競争力の一層の強化を図るため「東急不動産SCマネジメント株式会社」は設立されました。設立を機に、東急不動産グループ全体で商業施設事業の業務再編を行い、商業施設事業の拡大・発展を目指し、将来的には外部物件も積極的に受託することで事業規模の拡大を図って参ります。

■東急不動産SCマネジメント株式会社 ホームページ