淡路町二丁目西部地区市街地再開発組合(理事長 呉豊良)が東京都千代田区神田淡路町二丁目で施行している「淡路町二丁目西部地区第一種市街地再開発事業」の権利変換計画が、平成21年9月17日に東京都知事より認可されましたのでお知らせします。
当地区は、平成5年に地区内にあった「淡路小学校」が芳林小学校と統合して昌平小学校となり、当地区より移転したため、小学校跡地及びその周辺の再開発について平成9年より「淡路地域街づくり計画推進協議会」を中心に検討を進めてきました。平成13年4月に再開発準備組合が発足し、平成14年6月には「都市再生緊急整備地域」に位置付けられ、平成20年6月の本組合設立を経て、今般、関係権利者197名全員の同意を得て、権利変換計画認可の運びとなりました。尚、当組合には、参加組合員として安田不動産株式会社、東急不動産株式会社、東京建物株式会社が参画しております。
本事業の施行地区は、約2.2ヘクタールで、JR御茶ノ水駅及び東京地下鉄千代田線新御茶ノ水駅、丸ノ内線淡路町駅から至近に位置し、北街区と南街区の二つの敷地で構成されております。北街区では、事務所・住宅(314戸)・コミュニティ施設、駐車場からなる「本体棟」と事務所・店舗・学生用賃貸住宅からなる「アネックス棟」のほか、地区内に所在する淡路公園の拡張再整備の一体的な開発を行います。また、南街区には、千代田区の公益施設と公共広場が一体整備されます。
本事業では「町の情緒感、歴史の承継と水と緑の豊かな空間づくり」をコンセプトにおき、四季折々の草花を楽しむことができる花暦園や、近世江戸を支え明治にその使命を終えた神田上水への想いから施設内に潤いのある水景を整備するほか、地域主導のTMO(タウンマネジメント組織)や学生ボランティアに参加頂き、神田という街が江戸以来育んできた多世代、多様な人々が交流し共生する街づくりを進めていきます。
環境面では、オフィスでの自然換気の導入、雨水利用や、保水性舗装、緑地面積の拡大によるヒートアイランド対策など、環境に配慮した取組みを積極的に進めております。また、地域防災及び帰宅困難者支援の活動拠点としても整備していく予定です。
■ 事業概要
名称 |
淡路町二丁目西部地区第一種市街地再事業 |
施工者 |
淡路町二丁目西部地区市街地再開発組合 |
施行区域 |
約2.2 ha |
【建築概要】 |
街区 |
北街区 |
南街区 |
敷地面積 |
約10,416m² |
約663m² |
容積率 |
990% |
550% |
延床面積 |
約129,000m² |
約3,730m² |
規模 |
本体棟 |
アネックス棟 |
地上8階地下1階建 高さ 約35m |
地上41階地下3階建 高さ 約165m |
地上15階地下2階建 高さ 約70m |
主な用途 |
事務所、住宅、店舗、コミュニティ施設、駐車場 |
事務所等、店舗、学生賃貸用住宅 |
公益施設 (保育所、福祉施設) |
【公園等概要】 |
街区 |
北街区 |
南街区 |
名称 |
淡路公園 |
公共広場 |
面積 |
約3,000m² |
約700m² |
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■ これまでの経緯
- 平成13年4月
- 「淡路町二丁目地区再開発準備組合」発足
- 平成14年6月
- 都市再生緊急整備地域指定
- 平成19年4月
- 都市計画決定
- 平成20年6月
- 「淡路町二丁目西部地区市街地再開発組合」設立認可
- 平成21年9月
- 権利変換計画認可
■ 今後の事業スケジュール
- 平成21年11月
- 北街区 解体工事着工
- 平成22年3月
- 北街区 本体工事着工
- 平成23年5月
- 分譲マンション販売開始
- 平成24年3月
- 南街区 本体工事着工
- 平成25年3月
- 北及び南街区 竣工
- 平成26年3月
- 組合解散
■ 完成予想パース
南東側外観イメージ
広場及び低層部外観イメージ
■ 配置計画
■ 位置図