【今回のトピック】
・J-REIT市場創設以来初めて、四半期中取得物件なし
・運用時NOI※注)利回りが、4期連続で上昇
調査項目毎の特徴は以下の通りです
1.J-REIT資産規模 →取得物件0件、売却物件3件
・2009年7-9月期の売却物件数は3件、取得物件数は過去最低の0件。
・J-REIT市場創設以来初めて、四半期中取得物件なし。
2.取得時鑑定キャップレート →取得物件なし
3.運用時NOI利回り →運用時NOI利回りが4期連続上昇
・運用時NOI※注)利回りは、J-REIT市場の創設以来初の上昇となった1年前以降、引き続き4期連続上昇した。
・今回は全エリアで上昇し、対前期比+0.2ポイントとなった。
・運用時NOI利回りの上昇は、主として期末鑑定評価額の下落によるものである。
※NOI= 物件の収益力を表す指標。償却前税引前純収益
4.鑑定キャップレート(CR)の変動幅 →平均24.2bp(ベーシスポイント)上昇
・半年間で全物件平均24.2bp(ベーシスポイント)上昇し、鑑定CRの平均は5.53%に。
・鑑定CRの上昇により、鑑定評価額ベースでの資産規模は約3%減少。
「TOREIT(トゥリート)」について
東急不動産(株)では、J-REIT上場全投資法人の開示情報※注)をデータベース化した会員制のWEB版データベースシステム「TOREIT」を作成しています。
当四半期報告は、「TOREIT」のデータを用いて調査・分析し四半期毎のトピックを発表しているもので、今回の発表は8回目になります。
「TOREIT」では、個別の情報を項目毎に抽出しカスタマイズしたり、地図へプロットして比較する事もでき、J-REIT全体の動きをつかむ事が可能です。
http://tlc-jreit.com/
※注)2009年6月以降は、ニューシティ・レジデンス投資法人のデータを除外
【TOREIT】
簡易版はこちら http://www.tokyu-land.co.jp/toreit/quarter.html
詳細版のご案内 http://www.tokyu-land.co.jp/toreit/apply.html