東急不動産グループの株式会社石勝エクステリア(取締役社長:園田 能文、本社:東京都世田谷区)が外構・造園を手掛けた横浜市戸塚区の大規模マンション「グランドメゾン東戸塚」(売主:積水ハウス株式会社ほか2社、設計・施工:株式会社長谷工コーポレーション)が、「第29回緑の都市賞」において、“国土交通大臣賞”(緑の地域づくり部門)を受賞しました。
「緑の都市賞」は、財団法人都市緑化基金が主催し、緑豊かな都市づくり・街づくりを目指し、樹木や花などの「みどり」を用いた環境の改善、景観の向上、緑のリサイクル等に取り組み、緑あふれる施設づくり、街並みづくりに卓越した成果を上げている団体や企業等を顕彰する表彰制度で、広く都市の緑化推進、緑の保全による快適で地球にやさしい生活環境を創出することを目的としています。当社の手掛けたプロジェクトでは、平成16年度に続く受賞となります。
「グランドメゾン東戸塚」においては、質量ともに高水準の緑を創出しているなど、既存の緑地環境を守り、新たに緑地環境を育てるという意志をもったプロジェクトであることが評価されました。石勝エクステリアは、当社が独自に開発した特許技術である、大径木を保存・移植するTPM工法(機械移植工法)を用いて、地域の生態系を速やかに同一化させ、自然の共生関係を回復させる植物の維持育成を行うことにより、既存の桜並木や樹林地の移植・保全に寄与しています。
創業以来 約38年に渡り、総合造園企業として環境づくりに取り組んできた、石勝エクステリアは、地球温暖化防止など、地球規模で環境意識が高まる時代背景の中、造園事業を通じて、社会的要請に応える使命を担っています。自然を貴重な資源として循環させ、より活用する「連鎖植生」の発想を具現化する技術の開発と運用に努め、自然と調和し、持続的発展が可能な社会を実現するため、これからも“街の価値を高める緑の環境づくり”に積極的に取り組んでまいります。
「グランドメゾン東戸塚」の特徴
自然豊かな住環境
「グランドメゾン東戸塚」は、JR横須賀線・東戸塚駅より徒歩10分の小高い丘に建設された、総開発面積約53,000m²・総戸数743戸の大規模分譲マンションです。
都心にありながら、豊かな自然の広がる高台に位置し、建設地の特徴を最大限に活かし、既存の桜並木や森、土地の起伏などを残した形で、自然と共存できるような設計を行い、利便性と豊かな自然環境を兼ね備えた暮らしを提案しています。
自然環境に配慮したコンセプト、「守る」「還す」「創る」「継ぐ」
シンボルとなる桜並木や既存の森などを「守る」、並木を作ることで建設地を周辺環境に「還す」、自然を守りながらも住まいに適した生活ステージを「創る」、優れた環境を持続させ、次世代へと「継ぐ」という4つのコンセプトに基づき、暮らす人と自然が一体となり、共に成長していくことを目指した設計としました。
自然を楽しむ共用施設
自然林の中の「ログの森」に3棟のログハウスとバーベキューサイトを設け、居住者どうしが自然とのふれあいを通して、コミュニケーションを深める場を提供します。
緑化や緑の保全
敷地内は約4万6千本の樹木による緑豊かな環境で、既存林や延べ約150mの桜並木は植生調査に基づき保存・移植等を行い、新植の樹木と共に、この丘に四季折々の風情を醸し出しています。
起伏に富んだ敷地内には、豊かな自然を身近に感じられる散策路を巡らせたり、子どもたちにとって格好の遊び場にもなる斜面は、あえて整形等せず極力自然の状態で保存しています。
周辺地域への配慮
緑地の一部は公園や散策路として周辺住民へも解放されており、住まう人々と周辺住民との接点の場として、地域コミュニティが醸成される配慮をしています。
「グランドメゾン東戸塚」の特徴
物件名 |
グランドメゾン東戸塚 |
所在地 |
神奈川県横浜市戸塚区前田町214-1他(地番) |
開発面積 |
約53,000m² |
敷地面積 |
47,235.02m² |
建築面積 |
15,573.38m² |
構造・階数 |
鉄筋コンクリート造、地上13階地下1階建、地上10階建 |
棟数・総戸数 |
10棟、743戸 |
売主 |
積水ハウス株式会社、東京急行電鉄株式会社、相鉄不動産株式会社 |
販売提携 |
株式会社長谷工アーベスト(代理)、積水ハウス株式会社(媒介)
東急リバブル株式会社(媒介) |
設計・監理 |
株式会社長谷工コーポレーション エンジニアリング事業部 |
施工 |
株式会社長谷工コーポレーション |
外構 |
株式会社石勝エクステリア、株式会社日比谷アメニス |
建物竣工時期 |
平成20年5月 |
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