【今回のトピック】
・6ヶ月ぶりにJ-REIT市場規模が拡大 2期連続した縮小傾向に歯止め
・4期連続で上昇した運用時NOI※注)利回りは、横ばいで推移
調査項目毎の特徴は以下の通りです
1.J-REIT資産規模 →取得物件30件、売却物件5件
・2009年10-12月期の取得件数は30件、売却物件数は5件。(前期 取得物件0件、売却物件3件)
・2期連続で縮小傾向が続いたが、3期ぶりに市場規模が拡大した。
2.取得時鑑定キャップレート →5.7%(前期 取得はなし)
・共同住宅の取得が多く、平均値としては高めの水準となった。
3.運用時NOI※注)利回り →5.8%(前期 5.8%)と横ばいに
・J-REIT市場創設以来初めて上昇した2008年7-9月期以降、4期連続で上昇していたが、今期は横ばいで推移。
※注)NOI= 物件の収益力を表す指標。償却前税引前純収益
4.鑑定キャップレートの変動幅 →平均17.2bp(ベーシスポイント)上昇
・半年間で全物件平均17.2bp(ベーシスポイント)上昇。
・鑑定CRの平均は5.58%に。
「TOREIT(トゥリート)」について
東急不動産(株)では、J-REIT上場全投資法人の開示情報※注)をデータベース化した会員制のWEB版データベースシステム「TOREIT」を作成しています。
当四半期報告は、「TOREIT」のデータを用いて調査・分析し四半期毎のトピックを発表しているもので、今回の発表は9回目になります。
「TOREIT」では、個別の情報を項目毎に抽出しカスタマイズしたり、地図へプロットして比較する事もでき、J-REIT全体の動きをつかむ事が可能です。
http://tlc-jreit.com/
※注)2009年6月以降は、ニューシティ・レジデンス投資法人のデータを除外
【TOREIT】
簡易版はこちら http://www.tokyu-land.co.jp/toreit/quarter.html