【今回のトピック】
・2期連続市場規模が拡大
・運用時NOI※注)利回りが、半年ぶりに上昇
調査項目毎の特徴は以下の通りです
1.J-REIT資産規模 →2期連続市場規模拡大 取得、売却物件共に増加
・取得物件数34件、売却物件数32件(前期 取得物件30件、売却物件5件)
・売却物件数32件は、2008年1-3月期(39件)に次ぐ多さとなった。
・物件数及び取得金額ベースの資産総額が増加
2.取得時鑑定キャップレート →5.3%(前期 5.7%)
・東京都心部におけるオフィスの取得が多いこともあり、低めの水準となった。
3.運用時NOI※注)利回り →5.9%(前期 5.8%)
・2期連続横ばいで推移していたが、半年ぶりに上昇
※注)NOI= 物件の収益力を表す指標。償却前税引前純収益
4.鑑定キャップレートの変動幅 →平均11.4bp(ベーシスポイント)上昇
・半年間で全物件平均11.4bp(0.114%)上昇。
・鑑定キャップレートの平均は5.65%に。
「TOREIT(トゥリート)」について
東急不動産(株)では、J-REIT上場全投資法人の開示情報※注)をデータベース化した会員制のWEB版データベースシステム「TOREIT」を作成しています。
当四半期報告は、「TOREIT」のデータを用いて調査・分析し四半期毎のトピックを発表しているもので、今回の発表は10回目になります。
「TOREIT」では、個別の情報を項目毎に抽出しカスタマイズしたり、地図へプロットして比較する事もでき、J-REIT全体の動きをつかむ事が可能です。
http://tlc-jreit.com/
【TOREIT】
簡易版はこちら http://www.tokyu-land.co.jp/toreit/quarter.html