【今回のトピック】
・運用時NOI※注)利回りは、前回に続いて横ばい
鑑定キャップレートの上昇にストップ傾向があるものの、今後の景気回復に注視が必要
調査項目毎の特徴は以下の通りです
1.J-REIT資産規模
・
7月~9月の取得物件数15件、売却物件数27件(前期 取得物件7件、売却物件43件)
2.取得時鑑定キャップレート → 5.5%(前期 5.0%)
・ 商業施設で低下したものの、オフィス・共同住宅で上昇。
・ 郊外の物件取得が多いこともキャップレート上昇の一因。
3.運用時NOI※注)利回り → 5.9%(前期 5.9%)
・ 横ばいで推移。※注)NOI= 物件の収益力を表す指標。償却前税引前純収益
4.鑑定キャップレートの変動幅 →平均1.0bp(ベーシスポイント)上昇
・ 半年間で全物件平均 1.0bp(0.01%)上昇。
・ 鑑定キャップレートの平均は5.60%に。
「TOREIT(トゥリート)」について
東急不動産(株)では、J-REIT上場全投資法人の開示情報※注)をデータベース化した会員制のWEB版データベースシステム「TOREIT」を作成しています。
当四半期報告は、「TOREIT」のデータを用いて調査・分析し四半期毎のトピックを発表しているもので、今回の発表は12回目になります。
「TOREIT」では、個別の情報を項目毎に抽出しカスタマイズしたり、地図へプロットして比較する事もでき、J-REIT全体の動きをつかむ事が可能です。
http://tlc-jreit.com/
TOREIT四半期報告(第12回)ニュースリリース