二宮 健斗
戦略事業ユニットインフラ・インダストリー事業本部
風力発電事業開発部
2020年度入社
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都市事業ユニット
インフラ・インダストリー事業本部
再生可能エネルギー第一部陸上風力発電事業に従事。風力発電の新規開発を目的に適地調査や案件買収業務を担当。
2021年から東急不動産では洋上風力開発グループを新設。
業界動向調査、地域共生プロジェクトを担当。 -
戦略事業ユニット
インフラ・インダストリー事業本部
再生可能エネルギー第一部洋上風力発電の導入を地域のまちづくりに活かす地域共生事業を推進するため、
秋田県に通う日々。TENOHA(※)能代・男鹿の計画、開発業務を担当。※TENOHA(テノハ)
東急不動産は地域の課題解決や活性化につなげていくことを目的に、地域共生の取り組みを推進している。その活動の拠点・舞台となる施設名が「TENOHA(テノハ)」である。全国のTENOHA各施設では、地域の資産・資源である既存施設の利活用や、環境配慮型建築を通じて「人・モノ・コトが育つ」場所を生み出すことを目指している。
※所属・部署名は2024年3月1日時点
その志を持って、東急不動産に入社。
インターネットで風況マップや地図、地権者情報など、
多岐にわたる情報を調べ、風力発電所を設置できそうなエリアを絞り込む。
机上調査後は現地に赴き、地元行政や住民の方と面談をして関係構築を図っていく。
しかし、上手くいくことは稀だった。
残っているエリアには何らかの課題があった。
他社よりも厳しい条件で、東急不動産としてできることを考える。
最初から厳しい覚悟はしていたが、想像以上に甘い世界ではないなと感じた。
他社に負けない強みが必要だった。
信頼なしでは事業は成立しない。
それに気づいた1年目だった。
今後どんな事業に関わったとしても、
その気持ちは変わらない。
TENOHAのコンセプトは、
「地域の大切な資産を利活用して、地域の人たちと地域にとって1番良い空間をみんなで一緒に作っていくこと」。
秋田県、特に能代市・男鹿市は洋上風力事業で最先端を行く地域。
一方でそれぞれ過疎・少子高齢化・未利用施設の増加といった課題を抱えている。
TENOHA能代・男鹿でも、地域の人に還元できるような施設や空間を作り、地域の方々の交流機会を増やす、スタートアップなど地元に根付く産業が育つ仕組みづくりに注力した。TENOHAのプロジェクトは、着実に浸透している。それを一番実感するのは、住民とのやり取りからだ。
施設の運営が始まったころ地元住民から「このまま秋田に移住してください」と冗談まじりに言われたのが忘れられない。これまで関係を作り上げてきたことは間違いではなかった。あらゆる苦労が報われた気分を味わった。
風力発電は検討から立ち上げまで早くても5年ほど。今携わっている事業が進めば、2030年ごろに風車ができる。
担当者として初めて、実際に風車が建ち上がる姿を見てみたい。
建てた後の地元にどんな活気が生まれるのか、人々にどんな変化が生まれるのか、しっかりと立ち会いたい。
そのためには、地域に入り込み、地域の人と話をして、それに対するソリューションを考える。
それがこの仕事の全てだと思う。