渡邉 健之
戦略事業ユニット 海外事業本部
2014年度入社
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住宅事業ユニット
首都圏住宅事業本部分譲マンション事業の事業推進や商品企画、販売管理業務を担当。
「ブランズ六本木 ザ・レジデンス」の担当に。プロジェクトスタートから携わり、
2019年1月に竣工。 -
住宅事業ユニット
再開発事業本部法定再開発事業の事業推進、商品企画、販売管理業務を担当。
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戦略事業ユニット
海外事業本部に異動海外事業の各拠点サポート/管理、本部計数管理、本社レポート業務を担当。
※所属・部署名は2024年3月1日時点
学生時代
就職先はマスコミ業界を志望していた。行きたかった理由は、父がマスコミだったから。働く背中を見て、憧れていた。テレビ局でアルバイトもしていた。変化は突然だった。偶然目にした東急不動産のインターンシップ募集。幼い頃から再開発が噂される地元の駅が思い浮かんだ。大きな駅でありながら、なぜ開発が進まないのか。仮に開発が進むとしたら、そこにはどんな仕事が生まれるのだろうか。興味が湧いてきた。参加が決まり、初めて現場でディベロッパーの仕事を見た。
人と人を繋げることで
周りの力を増幅させていく。
自分の力を試したくなった。
周りの力を増幅させていく。
自分の力を試したくなった。
建物というのは一度完成すれば数十年あり続ける。再開発も活発。一つの建物から新しい人との出会いが生まれていく。不動産そのものにも魅力を感じた。さまざまな人との関わりの中で、不動産開発に打ち込む。完成した物件がさらに人との繋がりをつくる。ここで働く自分を思い描いた。憧れで終わらせたくない。この業界に入ることを決めた。
入社1年目で6つのプロジェクトに参加することになった。それぞれが違うフェーズの物件だった。
上棟済みで販売中の物件。竣工して検査期間をむかえた物件。着工前の物件。販売開始前の物件。
さらには設計中のタワーマンションにオフィスビルの複合開発まで。
上棟済みで販売中の物件。竣工して検査期間をむかえた物件。着工前の物件。販売開始前の物件。
さらには設計中のタワーマンションにオフィスビルの複合開発まで。
上司は実践派の人。現場に行き、体で覚えることを大切にする。
「まずは1人で行ってみなさい」と言われた。慣れない環境。ベテランに囲まれ、聞いたことのない単語が飛び交う。
その場で意味を調べるが理解が追いついていない。十分な対応ができず、取り引き相手から厳しい声が飛んだ。
怯みそうになった。それでも、やらなければ前には進めない。幸い6物件もある。
前日学んだことを、次の日には手前フェーズの物件に活かす。
「まずは1人で行ってみなさい」と言われた。慣れない環境。ベテランに囲まれ、聞いたことのない単語が飛び交う。
その場で意味を調べるが理解が追いついていない。十分な対応ができず、取り引き相手から厳しい声が飛んだ。
怯みそうになった。それでも、やらなければ前には進めない。幸い6物件もある。
前日学んだことを、次の日には手前フェーズの物件に活かす。
毎日が必死だった。
人の幸せな未来を想像しながら、手を尽くしてつくられた住宅がある。そこに新たな住まいを求める人が訪れ、心を動かされ、手に渡っていく。これまでのプロセスが実を結ぶ重要なフェーズだ。1年間のうちに3回経験した。気がつけば、設計から始まり、 着工して販売、そして竣工するまでの一通りの流れが理解できてきた。
入社して1年。
ようやく視界が晴れてきた。
ようやく視界が晴れてきた。
「渡邉、よく頑張ったな。次はこれを任せたい」
入社2年目の夏。上司から「BRANZ六本木 ザ・レジデンス」の依頼を受けた。BRANZは、東急不動産が手がける分譲マンションブランド。その中でもBRANZ六本木 ザ・レジデンスは当時の最高額となるもの。超高額物件という新たな挑戦が始まった。
共同事業主、デザイナー、設計・施工を務めるスーパーゼネコン、当社の販売担当。それぞれの思惑が絡みあう。幾度となくプロジェクトが止まりかけた。関係者からの問い合わせ対応に追われながら、プロジェクトにとって最良の判断は何かを日々考え続ける。
プロジェクトのスタートから竣工まで立ち会った。1年目のがむしゃらが実を結び、複数の物件の主担当として深く関われている手応えを感じる。
この仕事、おもしろい。
もっと大きなことをやりたい。BRANZ六本木ザ・レジデンスの竣工を見届けたあと、再開発事業本部に異動した。自分がこれまでに関わってきた仕事と、これから関わる仕事。一番の違いは関係者の数とその業界業種の幅広さだった。権利者やゼネコンなどこれまでと同様の関係者のほかに、行政、再開発や商業系のコンサルタントなど多くの関係者が加わった。
地元の方々の想いをもとに、より良い提案を追求する。その土地にある事業をベースに、ディベロッパーとしてどんなノウハウが提供できるか。BRANZの仕事で培った視点を、再び活かすときが来た。
着工前、着工後、竣工後のエリアマネジメント。それぞれのフェーズで求められることを地道にこなしていく。関わる領域の広さ、巻き込む会社や人の多さは自分史上最高の記録。よいものをつくるために、そして事業を成功させるために、主体的に動けている自分がいる。
着工前、着工後、竣工後のエリアマネジメント。それぞれのフェーズで求められることを地道にこなしていく。関わる領域の広さ、巻き込む会社や人の多さは自分史上最高の記録。よいものをつくるために、そして事業を成功させるために、主体的に動けている自分がいる。
1年目のときの自分とは違う。
確かな自信が生まれた。
確かな自信が生まれた。
2023年に入社10年目を迎えた。次の挑戦は、マネジメント層を迎える前に、新たな軸を身につけること。
自ら手を挙げて海外事業本部に異動した。
今は海外の各拠点と日本側の橋渡しとして、海外事業全般における予算管理や経営企画など、
コーポレート業務に幅広く関わっている。
異動を希望したきっかけは、心の中に生まれた危機感だった。この9年間はまさに激動だった。
これまでのキャリアを生かして住宅を中心とする開発や、
まちづくりを極める道もある。一方で、それでは自分が知っていることの繰り返しになってしまわないか。
さらに成長するためには、まだやったことないことをやるべきだ。
英語もままならない。経営も投資事業の経験もない。だからこその選択。
入社1年目に戻ったような日々。
けれど、今は、それがうれしい。
自分にできることが増えていくのを日々実感できるのだから。