女性活躍

性別やライフステージに左右されることなく、誰もが実力によって公正に評価される企業を目指し、当社では女性活躍推進として、女性のライフイベントを考慮した人事制度や、カウンセリング窓口の設置など、「キャリア形成」と「就業継続」の両面から取り組みを実施しています。

女性活躍のための具体施策

人事制度

多様なキャリア構築を可能にするため、一定年次以上の昇格を本人の自薦とする人事制度を採用しています。これにより、ライフイベントを見据えたキャリアアップの前倒しや、ライフイベントがひと段落した後にも昇格に挑戦することが可能となり、個々人の価値観や事情に合わせた活躍ができる組織風土作りを行っています。

育成・風土醸成

昇格に立候補した社員に対し、別部門の役職者がコーチングを行う能力開発のための制度や、社外ネットワーク構築のための外部研修への参加など、性別にかかわらず積極的にキャリアを構築できる仕組みを導入しています。
女性に特化した研修として、次世代女性リーダー研修を実施しています。詳細はこちら

女性の健康

ヘルスリテラシー向上のため、カウンセリング窓口の設置や女性特有の健康に関するセミナーを実施しています。

東急不動産で活躍する女性社員紹介

肩書・所属は取材当時のものになります。

No. 01

榎戸 明子

1989年入社

取締役常務執行役員 都市事業ユニット長

1989年東急不動産入社。
ビル事業本部、資産活用事業本部等を経て、2011年東急不動産アクティビア投信(現 東急不動産リート・マネジメント)資産運用部長、2017年東急不動産人事部統括部長、2019年執行役員投資事業ユニット投資推進本部長を歴任。
2022年より現職。

Interview movie

女性が活躍する会社を実現するためには?
(女性役員対談)

No. 02

土橋 裕貴

1999年入社

都市事業ユニットグループリーダー

関西エリアにて、商業施設の開発を経験した後、アセットマネジメント、キューズモールリニューアル、運営企画等の業務に携わっている。
2020年より運営企画グループのグループリーダーに就任。

育休中の想いからはじまった「みのマママルシェ」

大阪府箕面市に位置する「みのおキューズモール」。そこで開催されている「みのマママルシェ」では、ワークショップや赤ちゃん保健室、かわいいハンドメイド作品やカラダにやさしい食べ物などの販売など、ママの心が喜ぶ「人・モノ・食・コト」が集まり、子育てママの笑顔とたくさんの愛情が溢れる場所となっています。

「みのマママルシェ」のはじまりは、土橋GL自身が育休中に実感した‟0歳児ママの社会からの孤立”と、子育て支援の必要性を肌で感じたことがきっかけでした。

ショッピングセンター事業において、子育てママが平日日中利用するお客様としてマッチし、みのおキューズモールと地域が一丸となって子育て支援を行うことで子育てママが施設をより利用しやすくなり、win-winの関係が築けるのではないかと考え、「みのおママの学校」のみなさんのご協力の元、企画立案しました。現在では、毎月開催で自走しており、ママを応援したい出店者さんとママの輪が広がっていっています。

なお、「みのマママルシェ」を含む当社とみのおママの学校の地域一体型の持続的な子育て支援体制作りは「ワンモアファミリープロジェクト」として2022年度にキッズデザイン賞を受賞しています。

「みのマママルシェ」をきっかけに、キューズモールでは子育てファミリーが使いやすい施設づくり「キューズママスマイル」プロジェクトがスタートしました。
また、時代の変化やECの浸透などで、ショッピングセンターはリアルの価値を高めていく必要性に迫られています。現在、キューズモールではみのマママルシェのように地域と共生して、モノの売り買いをこえた交流・体験を促進する「ギャザリング活動」に取り組んでいます。
育休中の気づきがきっかけで誕生し、地域の方にも愛される「みのマママルシェ」。‟地域が一体となってつくるママの居場所” は進化していっています。

No. 03

兵働 知子

2006年入社

都市事業ユニットグループリーダー

2006年に入社、関西支店にて中高層住宅の買収・計画・販売を経験。
2008年からグループ会社に出向し、ファンドマネージャーとして複数のファンドを運用。その後、2013年より中高層住宅再開発案件の計画・販売、2016年からオフィスビルの運用や売却を担当。2022年4月よりフレキシブルオフィス推進グループのグループリーダーに就任。

Interview movie

不動産ディベロッパーの仕事と子育てとの両立

No. 04

小田 麻友美

2007年入社

都市事業ユニット 渋谷開発本部
プロジェクト推進部 事業企画グループ 課長

2007年東急不動産株式会社に入社。
分譲住宅の開発や賃貸オフィスビルの運営、渋谷エリアでの開発プロジェクトに携わる。
2023年より、都市事業ユニットの事業企画グループ課長に就任。

複合施設「フォレストゲート代官山」の開発プロジェクトを担当

2023年10月19日にオープンした複合施設「フォレストゲート代官山」の開発プロジェクトで、コンセプトづくりからデザイン設計、施工、販売・プロモーション戦略まで、約5年間にわたりプロジェクトをリードしてきました。

建築デザインの隈研吾氏をはじめ、それぞれの領域のプロフェッショナルが集まり、代官山の新たなランドマークを作っていくという大規模プロジェクトであることから、意匠へのこだわり、施工の難しさ、予算の交渉などさまざまな調整が必要でした。

人に動いてもらう難しさはありつつも、チームだからこそ、自分一人では到底成し遂げられないレベルの仕事ができる。そして完成した時の喜びは、何にも代えがたいものです。

2021年より人事制度が改定され、マネジメント職を希望する社員は立候補をして昇格にチャレンジできるようになりました。
これまで担当してきたプロジェクトを通じて、社内外のメンバーとチームになって動くことの面白さを感じ、社内のメンバーマネジメントにはまた違った面白さや奥深さがあるのではないかと興味が湧いたことが、挑戦のきっかけでした。
メンバーの強みを引き出し、得意を伸ばし、自信を持ってもらえるように成長を後押しすることが、自らのさらなる成長にもつながっています。

キャリア採用イベント

当社の女性社員の活躍事例を知って頂くため、女性役員・女性管理職などが登壇し、女性向けキャリア採用イベントを開催しました。
これまでのキャリアで印象的だったプロジェクトを軸に、苦労した点やどうやって乗り越えたか、女性ならではの視点がどのように価値創出につながったかなど、ディベロッパーならではの働きがいや、それを支える会社や職場のサポートなど、当社でのリアルな働く姿を知って頂く機会となりました。

Green Flag Project での活動
女性管理職に聞く 仕事と育児の両立

女性社員の多様なロールモデル紹介とネットワーキングのため、イベントを実施しディスカッションの場を設けています。

短時間勤務で仕事と育児を両立している管理職の紹介では、1日の仕事とプライベートのスケジュール、両立のための工夫や、昇格にあたり背中を押してくれる存在の大切さなどのエピソードが紹介されました。

榊原GL(写真右)と、聞き手である事務局の永井(写真左)

女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画

女性の活躍推進企業データベース

当社の女性活躍状況に関する情報や行動計画を記載しております。

次世代女性リーダー研修

2023年度より、女性リーダーを増やすための土壌づくりとして、女性に特化した次世代女性リーダー研修を導入しました。

研修は、リーダー職の一歩手前にあたる職層の女性社員の中から希望者を募り、個別のコーチングとセットで実施しています。当社はチャレンジ精神がある女性社員が多いため、ステップアップしていく内容が合っていると考えリーダーシップを発揮するためのマインドセットや具体的なビジネススキルの獲得のほか、女性同士のネットワークをつくることを目的としました。

研修は非常に好評で、「リーダーに挑戦したいという意欲が高まった」や「今後のキャリアに前向きになった」といった声も多く上がるなど、女性社員のマインドに前向きなインパクトが出ています。