ニセコの四季を満喫できるリゾートへ、
「Value up NISEKO 2030」の挑戦

課題を解決するまちづくりプロジェクトノート

DATE 2025.02.07

雄大な自然と良質なパウダースノーを求め、世界中のスキーヤーやスノーボーダーが訪れる地、ニセコ。この地で「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」を運営する東急不動産は、2022年より北海道倶知安町と相互連携し、「オールシーズン型リゾート」を目指した取り組み「Value up NISEKO 2030」を推進しています。
これまでに、サマーゴンドラの運行やスキーゲレンデを活用したマウンテンバイクパークの運営を通じて、ニセコの魅力を四季を通じてお届けしてきました。今回は、この冬新たに展開する取り組みとともに、さらに広がるニセコの魅力をご紹介します。

PROFILE

栁沼 有美恵

ウェルネス事業ユニット ホテル・リゾート開発企画本部
ホテル・リゾート第二部 開発企画グループ

新ゴンドラ「エースゴンドラ」運行開始!チェアスキーヤーにとっても快適な乗車に

2024年11月30日、長年親しまれてきた日本最古のクワッドリフト通称「センターフォー」がリニューアルされ、新ゴンドラ「エースゴンドラ」の運行がスタートしました。10人乗りの最新鋭キャビンにはスキー板の持ち込みが可能で、シートヒーターやWi-Fiも完備。これにより、輸送力は1時間あたり約1.5倍に向上し、混雑緩和が期待されています。

エースゴンドラ

さらに、チェアスキーヤー、チェアスノーボーダーの方もギアの着脱や介助者なしで安心してゴンドラに乗車いただける仕組みも導入することで、誰もが安心して利用できる設備を整えました。実際に利用したお客様からは、「寒くない」「待ち時間が少なくなった」「静か」など快適さに関する声が多く寄せられています。スキー・スノーボードをしない方もゴンドラに乗車いただけるので、ゲレンデ内のレストランで食事やカフェタイムを楽しんだり、ニセコのパウダースノーに触れていただくこともできます。山頂からニセコの景色をお楽しみください。

ギアの着脱や介助者なしで乗車が可能に
お子さまと一緒に、快適なリフト体験を

新ゴンドラを導入することで、国際的マウンテンリゾートとしての利便性向上、来場者体験価値向上に大きく寄与できたと感じています。

マウンテンセンター2階レストランをリニューアル

麓から広がる雄大なゲレンデと羊蹄山の眺望を楽しめるレストラン「Tanta・an」が、レストラン・バー「sanshoku」としてリニューアルオープンしました。
2025年夏シーズンのフルリニューアルを目指し、現在はプレオープン営業中。モーニング、ランチ、アプレスキーまで、豊かな時間をお楽しみいただけます。

※フランス語で「スキーの後」という意味。スノーアクティビティの後に食事やお酒、音楽を楽しむ海外文化のこと。

レストラン・バー「sanshoku」

雪に映える花火にお酒、毎週イベントを開催中

「ニセコ東急グラン・ヒラフ」では毎週金曜日に、花火が打ち上げられています。レストラン・バー「sanshoku」の営業時間を延長しているので、花火打ち上げの時間までのゆっくりお酒を飲みながら過ごすのがおすすめです。冬の澄んだ夜空に映える花火をぜひご堪能ください。

※天候などにより中止になる場合がございます

ゲレンデから眺める花火

また昨年好評いただいた、世界のセレブリティに愛されるラグジュアリーテキーラ「Donjulio1942」を味わいながら雪と氷の幻想的な空間を楽しむIce Bar「Ice Lounge by Donjulio1942」も開催中です。

他にもヴィーガンメニューを提供するキッチンカーや暖かいテント内でゆっくりくつろげるレストスペースをご用意しておりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

雪と氷の幻想的な世界を楽しめるIce Bar
にぎわう観光協会主催のSNOW DOME

その他計画中のイベントは「ニセコ東急グラン・ヒラフ」のHPをチェックしてみてください。
https://www.grand-hirafu.jp/

まだまだ注目のプロジェクトが進行中!

レジデンスホテル「星のやヒュッテ ニセコ(仮称)」を開発中

「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」に隣接したエリアに、「星のやヒュッテ ニセコ(仮称)」を開発中です。スノーシーズンはスキーイン・スキーアウトでのアクセスも可能、ゴンドラへのアクセスも良好です。ウィンタースポーツを楽しめるのはもちろん、「星のや」ならではのラグジュアリーな寛ぎも楽しめるリゾートとなる予定です。

標高813m絶景のレストランがオープン

エースゴンドラ山頂駅舎2階には新レストランがオープン予定。
絶景テラスの設置をはじめ、ライブ感のあるオープンキッチンやアプレ・カフェタイムが楽しめるアイランドバーカウンター、昨シーズンに営業終了した「センターフォー」のチェアを再利用した座席シートの設置など、来場者にマウンテンリゾートを満喫いただけるコンテンツを計画推進中です。

新レストラン(イメージ)
カウンター(イメージ)

その他にも、山頂・山麓駅舎ともにスロープの設置、なるべく段差を少なくするバリアフリー計画、認識しやすい色の選定、音響計画の改善など、誰もが楽しめるオールシーズンリゾートを目指した様々な取組みに挑戦していきます。

冬のニセコの魅力とこれからのニセコリゾート

JAPOW(Japan + Powder + Snow)と呼ばれる上質なパウダースノーが世界中のスキーヤーやスノーボーダーを惹きつけるニセコ。冬の晴れた日には、日本百名山、蝦夷富士とも称される羊蹄山がその美しい姿を現し、訪れる人々を魅了します。雪が降り続けるこのエリアで全景を望むことができる日は、まさにレアな瞬間。
少し足を延ばし、広大な雪原越しに見る羊蹄山の景色は、時間を忘れるほどの美しさです。

羊蹄山からの日の出

また、「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」では、ナイター営業も実施中です。降り積もる白い雪に映えるナイター照明は、イルミネーションのような幻想的な風景。
スキー場を後にしてふと目にする夜のゲレンデの光景は、冬のニセコならではの美しさで必見です。

十字街の風景
夜のゲレンデ

「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」は、これからも訪れるすべての人々にとって快適で特別な場所を目指し、進化を続けています。
サマーシーズンに向けた計画も始まっていますので、オールシーズンのニセコにぜひご期待ください。

  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 15 陸の豊かさも守ろう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

東急不動産ホールディングスグループは、2015年に国連サミットで採択された2030年までの「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献しています。持続可能な世界を実現するための17の目標のうち、取り組む項目を定め、SDGsを起点にサステナブルな社会と成長をめざします。本プロジェクトにおいては、上記の目標の達成に寄与するものと考えます。