身も心も自然とひとつに、ととのうひとときを過ごす
「nol hakone myojindai」
東急不動産が描く環境先進ストーリー
DATE 2024.07.26
箱根湯本駅から車で20分、箱根の中でも伝統と文化を色濃く残す宮城野エリアに「nol」シリーズ2店舗目となる「nol hakone myojindai」がオープンしました。ホテルの建屋は1993年から約30年間使用していた会員制ホテル「東急ハーヴェストクラブ箱根明神平」を改装。
充実の温浴施設をはじめ、地元食材をふんだんに使用したイタリアンレストランが新しく生まれました。今回は、森に囲まれ身も心も自然とひとつに、ととのうひとときを過ごせる「nol hakone myojindai」のウェルネス体験をご紹介していきます。
オリジナルホテルブランド「nol」とは?
「nol」は「Naturally(自分らしく、自然体で)」、「Ordinarily(普段通り、暮らすように過ごし)」、「Locally(その土地の日常に触れる)」をブランドコンセプトとしており、その頭文字から名づけられたオリジナルホテルブランドです。
PROFILE
古澤 友香
ウェルネス事業ユニット
ホテル・リゾート開発企画本部 ホテル・リゾート第一部
身体、心ととのう「nol hakone myojindai」の館内をご紹介
旅した身体に染み渡るウェルカムドリンク
フロントのラウンジには滞在中の飲み物として、自家製のデトックスウォーターをはじめ、コーヒー、紅茶、緑茶、ハーブティーなど全10種類以上をフリーフローでご用意しています。ご宿泊者様にお渡しする「オリジナルタンブラー」にお好きな飲み物を入れて、“ととのう”時間をお過ごしいただけます。
身体に優しいイタリアンレストラン「crescita(クレシータ)」
心と身体をととのえる食を担うのはレストラン「crescita」。フレッシュなハーブや野菜にみなぎる力を堪能できる、心身ともに健康になれるイタリアンです。
「crescita」とはイタリア語で「育つ、実る」を意味します。
コンセプトの“心と身体をととのえる”は、ゲストを包み込む環境づくりから。
シックで落ち着いた色調の空間は、のびのびとリラックスできる心地よさをもたらします。四季折々の自然を楽しめ、春には枝垂れ桜が咲き誇る景色が広がります。
ミシュラン三ツ星常連の高級フレンチ「Jean-Georges」本店(ニューヨーク)で日本人初のスーシェフを務めた米澤文雄氏を監修者として招き、瑞々しい採れたて野菜や駿河湾の海の幸、近郊牧場の肉類など、地元の食材をふんだんに取り入れたメニューをご提供します。そんな身体に優しいメニューには、収穫時期により隣地の「ドッグウッドファーム」で採れた新鮮な野菜も使用しています。
また朝食は、卵料理やパンケーキなどから選べるメインプレートと、自家製のスムージーやサラダなどはブッフェスタイルでお召し上がりいただけます。
温泉露天風呂付きタイプなど全39室の客室
客室デザインは落ち着いた木目とベージュトーンのカラースキームの中に、柔らかな曲線形状壁やアートがアクセントとなっており、温かみのある照明と自然の中に溶け込むようなくつろぎ体験をお楽しみいただけます。
信楽焼の温泉露天風呂付きタイプから、4名様まで一緒にご宿泊いただけるタイプ、ペットと一緒に過ごせるタイプなど、全6タイプ39室をご用意しています。
※全39室中10室は会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブRESERVE箱根明神平In nol hakone myojindai」として運営しています。
大人のくつろぎに満ちたサーマルプールと各種サウナ
敷地内の自家源泉を使った屋内サーマルプールもあります。昼は青いモザイクタイルが水面にきらきらと反射し、夜は星空をイメージした光ファイバー照明で、くつろぎのシーンを演出。ミストで身体を心地よく温めるサーマルルームもご用意しております。
また、プールから繋がる「ととのいテラス」では、箱根間伐材のヒノキのウッドデッキを設置。テントサウナに入りつつ、早雲山をはじめ箱根の雄大な景色を眺めながらの外気浴で“ととのう”を体感できます。
ホテルの隣には4つのエリアで構成された「ドッグウッドファーム」
本ホテルの隣地にある「ドッグウッドファーム」は、早雲山を一望できる「フォレストテラス」、自家製の野菜やハーブを栽培している「ファーム」、ペットものびのびと過ごせる「ドッグラン」、子供たちが駆け回れる「ウッドパーク」の4つのエリアから構成され、シーンに合わせて“自分らしい時間”をお過ごしいただけます。
「ファーム」で採れた野菜やハーブは、収穫時期にはレストランやロビーラウンジのデトックスウォーターとして提供中。また、「ウッドパーク」内のウッドチップや遊具には、箱根明神平別荘地で発生した間伐材を利用しています。
「nol」内に会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ」も同時オープン
箱根は、近年観光地としての魅力が一段と向上しており、宿泊・滞在ニーズも高まっています。その中でも「東急ハーヴェストクラブ RESERVE 箱根明神平 In nol hakone myojindai」は閑静な宮城野エリアの別荘地内という立地特性があり、箱根エリアにおけるさまざまな利用シーンに応じた過ごし方や楽しみ方を提案できるようになりました。
箱根エリアではすでに展開されている「東急ハーヴェストクラブ箱根甲子園」、「東急ハーヴェストクラブ VIALA 箱根翡翠」に加えて、2024年10月下旬には「東急ハーヴェストクラブ VIALA 箱根湖悠」が開業予定です。
リニューアルプロジェクトを終えて
2023年1月より改修工事を、竣工後はアセットマネジメントを担当しています。
今回のプロジェクトは、1993年からハーヴェストクラブとして約30年間使用していた既存建物を「nol」としてリニューアルするという新しい試みです。
私が担当した時点では企画の大枠は決まっていたものの、まだ具体的には決まっていない状況でしたので、提携先探しから始め、既存を活かしながらもお客様に新たな楽しさを感じていただける空間作りにこだわりました。自家源泉を引湯した客室露天風呂の追加やサーマルプールなど、既存構造を大きく変えずにより旅を楽しんでいただける設備改修ができたのではないかと思っています。
ぜひ現地を訪れていただけるとうれしいです。
東急不動産ホールディングスグループは、2015年に国連サミットで採択された2030年までの「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献しています。持続可能な世界を実現するための17の目標のうち、取り組む項目を定め、SDGsを起点にサステナブルな社会と成長をめざします。本プロジェクトにおいては、上記の目標の達成に寄与するものと考えます。