東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:岡田 正志、以下、東急不動産)は、子会社である株式会社東急スポーツオアシス(以下、東急スポーツオアシス)のフィットネス運営、ホームフィットネス、スポーツ施設の管理運営受託及びデジタルヘルスデザインの各事業を会社分割により承継(※)する新設会社(東急スポーツオアシスの商号を引き続き使用)の株式の一部(40.0%)を、2023年3月31日付で、株式会社ルネサンス(本社:東京都墨田区、代表取締役社長執行役員:岡本 利治、以下、ルネサンス)に譲渡すること(以下、本件譲渡)について、本日付で合意いたしましたのでお知らせいたします。
なお、本件譲渡による東急スポーツオアシス(新設会社)の東急不動産の子会社としての位置付けの変更はありません。
(※)東急スポーツオアシスの特定保健指導事業およびラクティブ事業は、会社分割の承継対象外となります。
資本提携の理由
東急スポーツオアシスは、1985年に東急不動産の子会社として設立され、首都圏及び関西圏を中心に32店舗(2023年1月末時点)を展開する会員制フィットネスクラブ「東急スポーツオアシス」の運営を中核として業容を拡大してきました。近年では、社会全体の健康に対する関心の高まりを受け、ミッションとして「Well-being First!」、すなわち「毎日も人生も、健やかかつごきげんに、動き、生きること」をサポートすることを掲げ、フィットネスクラブの運営に留まらないウェルビーイング総合カンパニーを目指し、フィットネス関連商品の開発及び販売、アプリ等のデジタルツールを通じたエクササイズ機会の提供等の新たなサービスにより、健康に関心のある、あらゆる皆様を対象とした幅広い事業展開を進めております。
一方、ルネサンスは、「生きがい創造企業」という企業理念の下、長期ビジョンとして「人生100年時代を豊かにする健康のソリューションカンパニー」を掲げており、国内に直営107店舗(2023年1月末現在)展開するフィットネスクラブ、スイミング・テニス・ゴルフスクール等のスポーツクラブ事業を中核としながら、自治体や企業等での健康づくり事業、介護リハビリ事業をはじめ、健康をキーワードに多様な事業を展開しており、これら事業に関する豊富な経験とノウハウ、個人のお客さまや企業及び自治体等との幅広い接点を有しております。
近年、新型コロナウイルス感染症の拡大やそれに伴う社会全体における新たな生活様式の定着、市況や世界情勢の変化に端を発する運営コストの上昇等により、フィットネス業界を取り巻く事業環境は大きく変化しております。また、お客さまの健康へのニーズの多様化も大きくかつ急速に進んでいく中で、ウェルビーイングの総合カンパニーとして今後も東急スポーツオアシスが継続的に発展を続けていくためには、過去からの延長線上ではなく、新しい基軸での事業展開が求められる状況を迎えつつあります。
そのような中、東急スポーツオアシスのポテンシャルを更に発揮していくためには、新たなパートナーとの連携を図り、その付加価値をお客さまや社会に提供していくことが不可欠であると判断いたしました。
東急スポーツオアシスの今後を見据えて様々な選択肢を検討した結果、東急スポーツオアシスと親和性の高い企業理念や長期ビジョンを掲げ、業界における豊富な経験とノウハウ、個人・法人を問わず幅広いお客さまとの深い接点を有する業界のリーディングカンパニーであるルネサンスとの資本提携が、東急スポーツオアシスの競争力の強化と成長の加速、ひいてはお客さまへの付加価値提供の強化にとって最善の選択であるとの結論に至りました。
東急スポーツオアシスの今後の経営方針について
資本提携後は、ルネサンスと東急スポーツオアシスの合算で国内に直営約140店舗の規模を有する、フィットネス業界において売上で最大規模の企業グループとなります。両社の店舗は立地等の面でも高い補完性のもと事業展開が可能となることに加え、東急スポーツオアシスの手掛けるフィットネス商品販売やアプリ等のサービスをルネサンスのお客さまへ提供することを通じた収益機会の拡大、両社の強みを持ち寄ることによる営業力・提案力・案件開発力の強化等、シナジー効果を発揮する機会が多く見込めるものと考えております。
これらの取り組みを展開することにより、お客さまにはこれまで以上にご満足いただけるよう、東急スポーツオアシスの各種サービスに磨きをかけながら、より良いフィットネスの機会を引き続き提供してまいります。また、東急スポーツオアシスの従業員にとっても、これまで培ってきた経験及びスキルを発揮できる場所やシーンが広がることを通じ、働きがいや活躍の場の更なる拡大に繋がっていくことを期待しています。
この資本提携を契機として、東急スポーツオアシスは、ルネサンスとの協力関係のもと、更なる成長を目指してまいります。
各社の概要について
東急不動産株式会社
- 代表者
- 代表取締役社長 岡田 正志
- 所在地
- 東京都渋谷区道玄坂一丁目21番1号 渋谷ソラスタ
- 設立
- 1953年12月
- 事業内容
- 都市事業、住宅事業、インフラ・インダストリー事業、ウェルネス事業、海外事業等
- URL
- https://www.tokyu-land.co.jp/
株式会社東急スポーツオアシス(※)
- 代表者
- 代表取締役社長 社長執行役員 山岸 通庸
- 所在地
- 東京都渋谷区道玄坂一丁目10番8号 渋谷道玄坂東急ビル
- 設立
- 1985年10月
- 事業内容
- 会員制スポーツクラブの経営等
- URL
- https://www.sportsoasis.co.jp/
(※)東急スポーツオアシスの事業を新設分割により承継する新設会社の設立は2023年3月31日(予定)となります。
株式会社ルネサンス
- 代表者
- 代表取締役社長執行役員 岡本 利治
- 所在地
- 東京都墨田区両国二丁目10番14号 両国シティコア3階
- 設立
- 1982年8月
- 事業内容
- フィットネスクラブ、スイミングスクール、テニススクール、ゴルフスクール等のスポーツクラブ事業、自治体や企業等での健康づくり事業、介護リハビリ事業、他関連事業
- URL
- https://www.s-renaissance.co.jp/
長期ビジョン「GROUP VISION 2030」で目指す、「環境経営」と「DX」の取り組み
東急不動産ホールディングスは、2021年に長期ビジョンを発表しました。「WE ARE GREEN」をスローガンに、誰もが自分らしく、いきいきと輝ける未来を実現し、価値を創造し続ける企業グループをめざします。
また、2022年5月には長期ビジョンに基づき「中期経営計画2025」を策定、「環境経営」「DX」を通じた独自性のある価値創出を図ってまいります。
貢献するSDGs
東急不動産ホールディングス
「GROUP VISION 2030」について
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/group-vision-2030/
東急不動産ホールディングス
「中期経営計画2025」について
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/ir/mgtpolicy/mid-term-plan/